« 期限切れ | トップページ | あれから一年 »

2008年3月24日 (月曜日)

三越デパート

以前、鮮魚や塩干物を販売していた頃のこと。

鮮魚等も、お中元やお歳暮の時期は、贈答品としてよく利用される。

さて、世の中には「クレーマー」というやたら難癖をつけたがる人がいるが、あるとき、東京から「店長はいますか?」と一本の電話がかかってきた。電話に出ると、「あのアジの干物は何だ?」というクレーム。どういうことかと尋ねると、「うちは、食品は三越でしか買わないと決めている。この前もらったおたくの店のアジの干物は、三越で買うものに比べてまずかった」というもの。

一口に「アジの開き」といっても、品質はピンからキリまであるし、味付けもいろいろと工夫がされていて、ものによって違う。価格と味は単純に比例しないし、何より、人には味の好みというものがあり、美味しいかどうかは人によって意見は分かれるだろう。そして、当時の僕の店にも「アジの開き」は安いものから高級なものまで5種類以上あったはずで、そのどれなのかは電話ではわからない。

しかし、問題は、そんなこととは次元が違う。その「一流家庭の奥様」(本人が「うちは一流だ」といっていたから間違いない)は、親戚がお中元として贈答用に購入したものに「まずかった」と言ってきたのだ。お金を払ったのは、親戚の人だ。それをお中元としてもらって食べて電話をしてきたのだ。「腐っていた」「不良品だ」「包装の仕方が悪い」というクレームなら、まだ販売店に電話をかけてくるのはわかる。「三越のものに比べてまずい」のがクレームのすべてなのだ。そして、その言葉を確実に10回以上は使った。

どんな家庭なのかは知らない。食品を三越以外から買わないのも自由だ。しかし、三越、三越とありがたがる前に、社会のお勉強をしなさい。

|

« 期限切れ | トップページ | あれから一年 »

おもしろ体験談」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/484088/11748813

この記事へのトラックバック一覧です: 三越デパート:

« 期限切れ | トップページ | あれから一年 »