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2008年3月20日 (木曜日)

犀川に

25歳頃のこと。ある日、警察から電話があった。「犀川に車を放置しているが、君の車に間違いないか?」

ギャランという中古車を3万円で友���から買った。ところが、電気関係がおかしく、バッテリーを新品に交換しても2ヶ月で走れなくなる。あの頃、エアコンが付いてない車も珍しくなかったが、僕のも後付けの「クーラー」で、外気取り入れではないからすぐガラスが曇る。結局半年で、ちゃんとした中古車に買い換えた。

その頃、僕はある団体のメンバーだったが、その団体でいつも顔を合わせてわりと気の会った友人がいた。ただ、友人といってもその団体での付き合いなので、住所や電話番号は知らなかった。その人間が「走れればいいから」と僕のそのギャランをほしいというので、状態も状態だし、買ったのも3万円だったので、「無料」であげることにした。「委任状」等の書類を渡し、「事故なんかがあると面倒だから、名義変更はすぐにやってね」とお願いし��。団体での日頃の行動から、その人間は十分信頼できる人間のはずだった。

ところが、半年後、この警察から電話がかかってきたのだ。聞くと、もう一ヶ月くらい犀川のやや上流の河川敷に放置されているという。しばらく様子を見ていたが動かす気配がないので、ナンバーから名義を確認し、名義が僕だったので連絡したとのこと。僕が「友人にあげた」と言うと、「その友人に連絡するから、電話番号は?」と聞いてくる。「いや~、電話番号は知らないんですよ」

ここから、話が多少ややこしくなった。「住所も電話番号も知らない友人」というのがいるのか、「自動車をタダであげるのにそんなことがあるか」……。おまけに、僕らの所属する団体名も、けしてあやしいものではないが、あまり警察には言いたく��いものだったので、「そういう知り合い」とは言いたくない。そんなあいまいな返答ばかりするから、警察もだんだん僕への不信感を強めてくる。結局、「とにかく本人から警察に電話させます」ということで、長い電話から開放された。

車の譲渡を個人間でやる場合、やはり書類の確認は大事だ。

       

   

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