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2008年4月29日 (火曜日)

構造の目的

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僕が今のアパートではなく、金沢市の北西部に住んでいた頃のこと。アパートに風呂はついていたが、大きな湯船で足を広げたくて、時々は銭湯に行った。アパートの北西方向、南東方向、それぞれに同じくらいの距離に銭湯があったので、気分を変えるためにも交互に行った。そのひとつの銭湯のこと。

この記事を読んでいる人は、この文章を読む前に上の画像を見ただろうから、書こうとしていることはわかるだろう。冗談ではなく、そんな構造になっていた。ドライヤーを使おうとそのスペースに入ると、鏡とガラス窓を通して、「見えないはずの場所」が視界に入る構造になっている。これを「偶然」と言うなら、女湯側にはドライヤースペースから番台方向の窓にはカーテンがあり、そんなことには気づかないようになっているのに、男湯側にはカーテンが無いことの説明はどうつけるつもりなのか。開けられているのではない。「無い」のだ。

僕は、魚関係の仕事に就いていたこともあり、髪はかなり短くしていた。だから、ドライヤーは使わないので、かなりの期間、このことには気づかなかった。散髪直前の頃に、たまたまこの銭湯に入った時に、気づいた。そして、視界に数人の女性が見えたときには、自分のスケベな性格にもかかわらず、「こんなことがあっていいのか」と驚いた。

女性が見えたということは、女性側は知らないということなのだろうか。知っていれば、「死角」で着替えようとするはずだ。しかし、「一家揃って」「夫婦で」「恋人同士で」「親子で」というように、知っている者同士で男湯と女湯に分かれて入ることは多いはずだ。また、そうでなくても、少なくとも気づいた男は家族にそのことを言うだろう。一人の女性が知れば、友人、お隣さん、噂はあっという間に広がり、「男性側の窓にもカーテンを」の大合唱が起こるはずだ。そして、女性客はぐっと減少するはずだ。

それなのに、一ヵ月後くらいにこの銭湯に行ったとき、「構造」に変化は無かった。その後も何度か行ったが、変わりはしない。そして、駐車場からの出入りのときにすれ違う人たちは、特に女性が少ないということもない。若い女性も普通に入っていく。僕が知るはるか前からその銭湯はそうなのであり、そして、そこに入る男性は、誰一人として知り合いの女性にそのことを言わないのだろうか。そんなことは絶対にあり得ないはずなのだが。

  

  

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