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2008年4月 3日 (木曜日)

酒の雨割り

このブログへの訪問者の皆様、花見の予定はいつですか?

大学二年生の春、友人三人と花見をすることになった。場所は石川門の前にある芝生のあたり。上の写真の左下の辺りだ。当時は全面芝生だったように記憶しているが、記憶違いかもしれない。花見の日取りは4日前くらいに決めていたと思う。

ところが、前日から雨だった。当日はかなりの土砂降り。中止にするか場所を変えて屋内でやろうというのが、一般の人たちの発想なのだが、僕らはアホの集まりだった。「こりゃ場所取りの必要が無いな」ということで、準備してあった一升瓶と簡単なつまみで、誰もいない場所で酒盛りを始めた。時間は午後3時くらいだったろうか。

しかし、さすがにあぐらをかいた尻は冷たいし、体はびしょぬれ。僕は眼鏡だから雨の中ではまともに見えない。10分くらいで「やめようや」ということになりかけたが、県外から入学してきた男が「ここで花見をすることが金沢に来てからの夢だったんだ」と主張する。結局、一旦大学に戻り、ダンボールを準備して戻ると再度の乾杯。ダンボールは、尻に敷くのと傘代わり。左手でダンボールを持ちながら酒を酌み交わす。

通り過ぎる人で無反応の人はほとんどいない。たいていはあっけにとられた顔で見ていくだけだが、「若いね」「馬鹿だね」「信じられん」の声も時々聞こえる。そんな中で飲む酒が旨いかと聞かれたら答えようが無い。雨が激しいから酒をついでから口に入るまでに何粒の雨滴が入っていただろうか。もはや味はどうでも良い。石川門の下で酒盛りをすることに意義があるのだ。つまみなんか「渇きもの」のはずが水浸し。いま、この歳ではこんなまねは絶対にできないと思う。やっぱり若かったんですね。

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