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2008年4月 6日 (日曜日)

そのおっちゃんは誰?

方言と標準語に関するエピソードはいろいろあるが、そのうちのひとつ。

学生時代のこと。ある場所で「活動報告」という感じの内容を大勢の前で発表するという機会があった。僕は奥能登の門前町の出身で、通常の会話は「門前弁」だったが、金沢の「金沢弁」とそんなに違わないことから、門前弁でも十分通じると思っていた。そして、こういう発表においても、へたに標準語を使うよりは「親しみやすい」のではないかと思い、しゃべり方を変える気はなかった。

「…… ほやさけ、おっちゃは、考えたげ。このままでは駄目やって。まず、いいがにいかん原因はなんやちゅうことをちゃんとせにゃあ、目標なんて達成できるわきゃあねえげ。だらなことゆうとっても、だちかんげって。ほやし、おっちゃがしたことは ……」

冗談も交えた僕の発表は好評だった(と思った)。僕以外にも数人の発表者がいたが、拍手や反響は一番だった。そして満足して席に戻り「質問タイム」となったのだが、その最初の質問が「すばらしい話で感激しました。だけど、わからないことがあります。お話の中に頻繁に登場するおっちゃんとはどういう関係の方なのですか?」

金沢生まれの人間が大部分の聴衆のほとんどが、この疑問を持っていたらしく、話がきちんと伝わってはいなかった。

僕の発表部分を標準語に直すと、以下の様になります。

「…… ですから、私たちは考えたのです。このままでは駄目だと。まず、うまくいかない原因は何かということをきちんとしなければ、目標なんて達成できるわけがありません。馬鹿なことを言っていてもいけないのです。それで、私たちがしたことは ……」

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