« 「日記・コラム・つぶやき」の未来 | トップページ | 気になる「検索ワード」 »

2008年5月28日 (水曜日)

Kiss未満の親友②

741396325644463

彼女のことについては、時系列に沿って書いていこうかとも思ったが、それも面倒なので、覚えていることを思いついたときに書いていく。

僕は胃潰瘍で2回入院している。今も「ガスター10」が手放せない。胃カメラ検査の苦痛についてはまた別の記事に書くとして、最初の入院は、23歳くらいのことだった。 突然の激しい胃の痛みで受診した病院には空きベッドが無く、系列の病院に入院することになった。場所は寺井町。といってもわからないだろうが、僕の住んでいたところから30kmくらいのところに病院はあった。そして、偶然にも、その病院に彼女は検査技師として働いていた。

これは都合が良かった。入院を両親に知らせなかった僕は、かなり彼女に甘えた。まず、僕の下着類を僕のアパートから持ってくることを頼んだ。彼女は車を持っていなかったので、バスを乗り継ぎ、途中少し歩かなければならない。それでも「何で、彼女でもない私が、お前(彼女は僕をそう呼んだ)の下着に触らなきゃならないんだ」「お前も早く彼女をつくれよな」と言いながらも、取りに行ってくれた。売店では買えない物が欲しいときも、彼女に頼んだ。しかし、医者に禁止された「煙草」を「こっそりと買ってきてくれ」という頼みだけは、頑としてきいてくれなかった。まあ、彼女も検査技師のはしくれだから仕方が無い。

さて、僕の担当となった看護婦は、看護婦なりたての若い子で、芸能界でアイドルにもなれそうな可愛い子だった。たぶん、僕の今までの入院の経験の中で、担当看護婦で最も可愛かったのはこの娘だと思う。検温時やベッドメイク時の短い会話が楽しい。そんな看護婦としゃべっているところに、検査技師の制服を着た彼女が入ってきた。いつものように「お前」「●●(彼女のニックネーム)」と会話すると、当然ながら看護婦はびっくりする。「お知り合いなんですか?」。すると彼女はにっこり笑って答えた。「昔からの腐れ縁でね」。

く、く、腐れ縁?  男女間で「腐れ縁」と言ったら、普通、多少は何か関係があったときに使うだろう。かなりきわどい場面はあったが、きわどいだけで超えてはいない。こっちは、「この可愛い娘とできれば …」と思っているのに、その娘に「私たちは腐れ縁です」とはあんまりだ。以後、その看護婦は僕との会話で、必ずその検査技師のことを話すようになってしまった。

それでも、僕は彼女に、その看護婦に現在恋人はいるのかと尋ねた。すると「いない」と言う。それは確からしい。だけど「お前じゃ無理だよ」とも言う。それは僕も同意見だった。僕の彼女には可愛すぎる。それでも、僕が退院する日、その看護婦は休日だったが、なんと病院から寺井駅まで私服で送ってくれた。後で聞くと、僕の親友の検査技師が何か言ったらしい。何を言ったかは言ってくれなかったが、「何でチャンスを使わないの!」と怒られた。僕は、送ってくれる看護婦と二人で歩いているだけで舞い上がってしまい、当たり障りの無い会話だけで別れてしまった。まあ、それはそれで、たぶん正解だったとは思う。

     

     

|

« 「日記・コラム・つぶやき」の未来 | トップページ | 気になる「検索ワード」 »

Kiss未満の親友」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/484088/21236942

この記事へのトラックバック一覧です: Kiss未満の親友②:

« 「日記・コラム・つぶやき」の未来 | トップページ | 気になる「検索ワード」 »