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2008年6月14日 (土曜日)

Kiss未満の親友④

Kkkkkk69jjj

彼女とは「友人」だったが、「恋人」ではなかった。だから、二人だけでどこかへ出かけたということは、おそらく20回未満だっただろう。その原因のひとつとして、僕が車の免許を取ったのが同年代の者より遅かったこともあるかもしれない。車のドライブというものは「友人」でも誘いやすいが、徒歩の行動は、「一緒にいるだけで幸せ」というレベルの仲でないと、意外とやろうとは思わないものだ。

二人で海に出かけたのは、たぶん4回だったと思う。夏の海が2回、夜の海が2回。夜は冬が1回で、もう1回は季節が思い出せない。彼女は、今で言うところの「巨乳」だったが、同時に「巨胴」でもあり「巨腕」でも「居太股」でもあった。早い話が、やや太目の体型だった。「細い女性」が好きだった僕は、何かの拍子にお互い水着姿で身体が密着することがあっても、特に何も感じないから、「君と僕がこうなったのは、あの夏のせいさ」なんていうことは起こらない。まあ、体型について書くと「お前はどうなんだ?」と言われるだろう。

さて、冬の海を見に行った。場所はどこだっただろうか。ドライブしている途中だ。暖冬続きの今と違い、その頃は冬にはしっかり雪が降ったので、雪が少ないはずの海岸にも積もっていた。寒い中で雑談をしていたが、安っぽい青春映画の真似事でもやってみるかと、海に向かって「バカヤロー!」とか叫んでいたら、彼女が雪合戦のような感じで雪の玉をぶつけてきた。これもテレビなんかでよくある男女が「じゃれあう」場面の真似事だろう。それに乗っかって僕も走り回って応戦していたが、運動不足ですぐに息が荒くなり、そのうちプロレスに近くなった。組んだり離れたりしていたが、雪が積もっているから大丈夫だろうと、足払いで彼女を倒し、フォールの体勢に入った。仰向けになった彼女の両腕を僕の両腕で抑えて、お互いの動きが止まる。そして黙ったまま見詰め合ってしまった。

彼女とのいろいろな場面で、「友人から恋人へ変わる」という機会があったとしたら、このときも、そのうちのひとつだっただろう。彼女に覆いかぶさって見詰め合ったら、言葉が出てこない。僕も彼女も顔つきが真剣になってきて、「テレビドラマ」をこのまま続けるか激しく迷っているのをお互いに感じていた。時間はどのくらいだったか。そして、ここまでの記憶ははっきりしているのだが、どうやってKissもせずに身体を離したかが思い出せない。帰りの車の中は、そんな場面が無かったかのように、お互い、「いつもどおり」だった。

     

     

   

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