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2008年6月 3日 (火曜日)

大河ドラマ①

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めずらしく、NHK大河ドラマを毎回見ている。当初想像していたより面白い。今まで、女性が主人公の大河ドラマは、すべてつまらなかったので、実はあまり期待していなかったのだ。 さて、今までの中で、印象に残っている大河ドラマについて、少し書いていく。まずは、1991年の「太平記」。真田広之が足利尊氏を演じた。

僕は、この作品には始まる前から大いに期待していた。その理由は、戦前の日本において「天皇の忠臣」として崇め奉られた楠木正成、新田義貞らを打ち破る「朝敵」足利尊氏が主人公であるこのドラマを、国営放送であるNHKがどう扱うのか、そして「天皇家の系図」問題に絡む南北朝時代をどう描くのか、という点に興味があったからである。また、当時好きだった真田広之が主役であること、緒形拳も出ていることが、見たい動機にもなった。

見ての感想

① 「湊川の戦い」「桜井の別れ」等の部分では、2回連続して、主人公が足利尊氏であるにもかかわらず、完全に楠木正成を主体に描かれた。武田信玄が主人公のドラマでも上杉謙信を正義の旗手として描かれることが多いから、敵を「悪」と描く必要は無いが、それでも、足利尊氏は全くの脇役だった。やはりNHKの限界か。いや、NHKというより日本の限界だろう。後半の「南北朝時代」の扱いも、ひたすら「事無きように」描いた感がある。まあ、それはそれでも良い。実権はすでに公家ではなく武家に移っていたのだから。

② ドラマとしては、時代背景がまさに「動乱」であり、敵味方の入れ替わりも激しく、1回見逃すとストーリーがわからなくなるような状況なので、特に歴史に詳しくない人には、「この先どうなるのか」という面白さがあっただろう。脚本・演出も良かった。

③ 出演者では、真田広之は期待通りの好演。あの顔は「戦う男」にはピッタリだ。また、今の若者はあまり知らないだろう「ゴクミ」こと後藤久美子が、北畠顕家(美少年だったらしい)として男を演じていたが、どう見ても女だった(当たり前だが)。その父親である北畠親房の近藤正臣も渋くて良かった。北条高時を演じた片岡鶴太郎が気持ち悪くて良かった。登場時期が違うので「共演」と言えるかどうかわからないが、片岡鶴太郎と近藤正臣が出るのだから、どこかで「コンドーです」と言って欲しかった(?)。人気抜群の宮沢りえを最初の頃に登場させたのは、僕には「視聴率」狙いだろうと思われた。

   

いずれにしろ、一番良かった大河ドラマをどれかひとつを選べと言われたら、真っ先に挙がる候補である。

   

   

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