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2008年6月 2日 (月曜日)

二日連続の美容院

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あるところに23歳の女性がいた。「美人」という言葉より「美しい」という言葉が似合う(なんのこっちゃ)人だった。性格も素直で純粋。僕は彼女に好意を持っていた。そして、その僕の気持ちを彼女は知っていた。

ある日、彼女がパーマをかけてきた。ガラリとしたイメチェン。僕を見かけると近寄ってきて目の前で回りながら「どう?」と聞いてくる。彼女にしてみれば、「自分を想う」人間だ。当然「素敵だね」という言葉が返ってくると思っていたらしい。ところが、僕は彼女のストレートな黒髪が好きだった。出てきた言葉は「似合わない」「おばさんくさい」。本当なのだ。パーマをかけただけで、5歳くらいふけて見えた。

彼女は怒った。「お、お、おばさん?、ひどーい!女性になんてこと言うの!」。そして、「今の言葉、後悔するわよ」とも言う。どうやら、そんなことを言うなら僕の「気持ち」に応えないぞという意味らしい。そういうところが可愛い。そして、ちょうどその場に別の女性が通りかかった。僕とも彼女とも親しい人だ。彼女は「ねぇ、聞いて!聞いて! ●●さんったら、私のこの髪型を”おばさん”って言うのよ!ひどいと思わない?」

繰り返すが、聞かれた人は、僕らと仲の良い人だった。だから、変な気は使わない。「何言ってるの? なんでパーマなんかかけたの? 前のほうが良かったのに。 ホントよ。似合わないしおばさんくさいわ。●●さんの言う通りよ」。

    

…… その後、僕ら以外の何人の人に感想を尋ねたかは知らないが、翌日、彼女の髪は元に戻っていた。

     

     

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