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2008年6月 8日 (日曜日)

小林多喜二全集

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小林多喜二の「蟹工船・党生活者」が、ブームというか、売れているという。この話題を聞くたびに思い出すのは、若い頃に買った「小林多喜二全集(全7巻)」だ。この全集は、僕の人生において、自分のお金で買った中で最も高価な全集である。ただし、単行本の「シリーズ全集」は除いての話だ。日本推理作家協会編の講談社「ミステリー傑作選」や光文社「日本ベストミステリー選集」などは、全集と考えれば、一方のものだけで、購入価格は「小林多喜二全集」を超えてしまうはずだ。

さて、この「小林多喜二全集」だが、月賦で購入した。豪華な装丁なので高価なのだ。そこまでして買ったのに、実はあまり読まなかった。「プロレタリア文学を読もう」というのが購入の動機だが、昔から小説が大好きな僕には、読み続けるには、「内容」も大事だが、「文体」もかなり重要で、多喜二の書きかたは、僕にはどうもしっくりと来なかったのだ。

その結果、長い間、本棚に入って埃をかぶったまま放っておき、この今住んでいるアパートに引越しする際に、移動するには多すぎる大量のその他の本と一緒に、「BOOKOFF」へ売り払ってしまった。結局読んだのは全体の何%くらいだったろうか。「蟹工船」は代表作であるから当然ながらそれは読んだ。そして、実は「BOOKOFF」での「引き取り価格」にはまったく期待していなかった。プロレタリア文学というやや特殊なジャンルのものの評価なんて低いだろうと思っていたのだが、思ったよりは高額で売れた。「読んでない」から綺麗だったことも大きかったようだ。

まあ、そんな僕なので、今のこの「蟹工船」ブームには、特にコメントはしない。ただ、「新日本出版社」をネットで調べると、この「小林多喜二全集」は「ただいま在庫切れです。」となっていた。自分のことは棚に上げて言わせてもらえれば、他の出版社ならいざ知らず、「新日本出版社」がそれで良いのか?

    

    

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