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2008年7月23日 (水曜日)

「暑いよね~」

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東京にいた頃のお話。

僕の職場には小さな休憩室があった。その職場は僕の管轄する7時~16時の部門と、後輩の管轄する10時~20時(交代制)の部門に分かれていたが、いずれにしろ、16時過ぎは少し暇になる。

真夏のある日のこと。仕事が一段落したが、まだやるべきことがあるので帰れない僕は、10分ほど休憩することにした。従業員をさほど大事にしないほうだった会社の作るものだから、休憩室にクーラーは無い。誰もいなくて、地獄のような暑さの休憩室に入り、「何じゃこりゃ」と思いながら、僕は窓を全開にした。そして、「暑いなー」とつぶやく。独り言を声を出して言うようになるのは「おじさん」の証拠。そうしたら、すぐ近くで「暑いよね~」と相槌を打つ女性の声が聞こえてきた。明るい真昼間とはいえ、誰もいないはずのところで声がすれば、誰だって驚く。僕は本気で「ギャア!」と叫んでしまった。

その休憩室には更衣室が隣接している。そして当然ながら、着替える時にはそのドアは閉める。よく見なかった僕だが、休憩室に入った段階で、物置を含めて全てのドアが全開だったから、誰かがいるとはまったく思わなかった。窓からの陽射しが強烈で、更衣室内がやや陰になっていたので、そこに人がいることに気付かなかったのだ。そして、その女性は、あまりの暑さに、更衣室のドアを全開にして着替えていたのだ。女性は当然ながら休憩室に男が入ってきたら、さっとドアを閉めるか、「今、着替えている」と言うつもりだったらしい。入ってきた者もすぐ気付いて遠慮するはずだ。ところが、僕がその女性を見ても(と女性は言う)あまりに普通に窓に近づくので、かえって、何も言えなかったらしい。そして僕が「暑いなー」と言ったのは、自分に話しかけたと思ったから、「暑いよね~」と返事をしたらしい。

近くで聞こえた声に本当にびっくりしながらも、僕は振り返った。そして今度は彼女の姿にもう一度「ギャア!」と叫んだ。真夏の暑さなのだ。どういう姿かは想像願いたい。僕は、女性が着替え中なのに、その女性更衣室のすぐ前に近づいていたのだ。性格を疑われても仕方が無い。瞬間的に「スケベな●●さん」のうわさが職場に流れる様子が脳裏に流れた。

まあ、僕の心底驚いた「ギャア!」が良かったらしい。どう見ても芝居には見えなかったらしく、女性は素直に信じてくれた。以前にこのブログにも書いたが、彼女が、かなり仲の良いパートさんの一人だったこともよかった。その後の僕ら数人の飲み会で、「私、どうだった?」と笑いながらからかわれることが続く羽目にはなってしまったが。

      

       

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