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2008年10月 8日 (水曜日)

緒形拳さんが亡くなられた。

        
緒形拳さんが亡くなられた。
     
彼は僕が最も好きな男優だった。好きな男優はこの他にも大勢いるが、「この俳優が出るなら、この映画を見たい」と思える唯一の男優だった。こう書くと「亡くなった人への追悼」だと思うかもしれないが、そうではない。事実だ。この20年くらい、「好きな俳優は?」と聞かれたら、僕は間違いなく最初に「緒形拳」と答えていた。
      
僕は、俳優・女優、芸能人やタレント等の動向についてはあまりブログ記事として書こうとは思わないが、彼については書きたい。ただ、「まとめる」つもりはないので、思い出すままに意味不明な雑文を書いていきます。
        
NHK大河ドラマ「太閤記」 僕の家にテレビが来たのが前年の夏だった。だから、僕が大河ドラマを年間を通して見たのが、これが最初である。まだ小さい頃の記憶だが、たしか百姓の生活を飛び出した主人公が、「これからどうしよう…」という台詞を第1回に言ったと思う。桶狭間の合戦に向かう織田信長の軍勢が途中で川を渡るとき、とぼとぼと最後尾を歩いていたはずだ。この番組が僕を「緒形拳ファン」にさせた。
映画「復讐するは我にあり」 素人が役者を評価するのも失礼だが、緒形拳ほど善人から悪人までいろいろな役を演じられる役者もいないだろう(あと思い浮かぶのは「中井貴一」くらいだが)。「善人が犯罪に手を染める」というより、「根っからの悪人」という設定だったと思うが、見事だった。ぐいぐい引き付けられた。
話題になった「倍賞美津子」「小川真由美」のヌードを見たくて映画館に行ったことも否定はしないが。
NHK大河ドラマ「峠の群像」 「忠臣蔵」の話だが、普通のヒロイズム強調の描き方ではなく、「地道な闘い」という作品の作り方がとにかく良かった。そんな作品に緒形拳の抑えた演技が絶妙だった。落ち着いたしゃべり方がかえって迫力を出していた。「仇討ち」を成し遂げたあとの浅野内匠頭の墓前で、浪士達に「ここで腹は切らない」と静かに告げる場面が印象に残っている。
    
さて、最近では「風林火山」で、上杉謙信の軍師役で大河ドラマに出演していた。しかし、実はこの番組を見ていて、正直言うと「少し老いたか?」と感じていた。落ち着いたしゃべり方は冷静沈着な軍師役だからこそだが、いくつかの場面で、台詞の「間」がコンマ何秒くらい長すぎるように思えたのだ。演技というより、体調で次の台詞に行けないという感じがしていたのは僕だけだろうか? 実際の体調がどうだったかはわからない。しかし、僕が「緒形拳ファン」だからこそ感じていたことだとは思う。
        
        
ご冥福をお祈りいたします。
     
     
     

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