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2008年12月 5日 (金曜日)

許せないプラモデル

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小さい頃から、プラモデルが好きだ。一番最初に作ったのは、忘れもしない「少年忍者風のフジ丸」。今で言うフィギュアで、価格は50円だった。パーツは10個もあっただろうか。後に白土三平の劇画のファンになろうとは思ってもいなかった頃だ。

裕福とは正反対の我が家では、子供のおもちゃにそんなにお金はかけられなかった。買ってもらえるプラモデルは小さなものばかり。子供心にも家計の状態はわかっていて、自分からもおねだりはしなかったが、どうしても欲しいものが出てきた。テレビで人気のサンダーバードシリーズである。友人の持っている「秘密基地」は高価だったが、1号と2号はどうしても欲しい。初めて「買ってぇ~」とせがんだのは、このサンダーバード1号だったと思う。いろいろあるが、ちいさなもので良い。

しかし、親が買ってくれたものを喜び勇んで開けたとき、「なんじゃ、こりゃ」と思ってしまった。大きな車輪の部品がある。1号に車輪なんかついていない。そして胴体の一部に切り欠きがある。完成図を見ると、ゼンマイで動くようになっているらしい。車輪が3個ついている。

僕は、小さい頃から「リアリティ」を大切にする。ウルトラマンの両目の下のほうに、中に入っている人間のための覗き穴が開けられているだけで、物語に入り込めないのだ。サンダーバードは、子供心に「科学的」だった。タイムトンネルと並び、小さい頃のお気に入り番組だった。そんなサンダーバードの胴体になぜ車輪なんかつけるのか。そうすれば子供が喜ぶだろうという大人の発想がわからない。僕は本当に腹が立った。メーカーを憎んだ。そして、「だったら、僕が作ってやる!」と決意した。

これが、僕の「工作用紙」での模型作りのきっかけである。

       

       

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